高校から農業一筋。それでも葬儀の仕事を選んだのはワケがあります。

Kimura.K 2025年入社 葬祭部門(2025年10月インタビュー)

最終学歴栃木県農業大学校
農業生産学部 農業総合学科学科 作物専攻 卒業           
選考を受けた主な業界   冠婚葬祭
ワークスタイルチームワークを活かす仕事
人を育てる仕事
資格・専門能力が身につく仕事

2024年6月- (学生生活) 
2年生の4月から始めた就職活動でしたが、6月には全ての選考結果が出揃い、
当社で内定を承諾しました。

2025年4月- (新卒入社)
冠婚葬祭の現場研修がありました。
冠婚部門では、人生初の挙式、披露宴を見させてもらいました。
60代のご新郎様と、40代のご新婦様だったのですが、
新郎挨拶のときに、一言目の「ありがとうございます」で、ご新郎様が泣いてしまわれたのを見て、
思わず、私もウルウルしてきてしまいました。
一生忘れないと思います。

2025年8月- (本配属)
葬祭志望で入りましたが、色々な部門での現場研修は、イヤではなかったです。
考えてもいなかった職種に興味が持てるようになったり、苦手意識がある職種にも気づけたりしました。
ただ、性格的に、一度決めたものは最後まで曲げないタイプなのもあって、
現場研修後も葬祭志望であることは変わらず、そのまま葬祭部門に配属になりました。

9:00~ 出勤
 湘和会堂町田に出勤します。
 先輩方と一緒に、式場設営などを行います。

13:00~ 昼食休憩
 日によって、時間はバラバラです。
 
14:00~ ドライアイス交換
 館内でご安置されているお客様のドライアイスを交換します。
 先輩社員は、敷布団などが乱れていると、それが見えない場所であっても、ピシッと直しています。
 日頃から、故人様の尊厳や、ご家族への配慮ということを教わっています。

15:00~ 移送(※)に同行
 移送のご依頼があると、先輩社員に同行します。

※移送とは、病院や施設などでお亡くなりになった方をお迎えに行くことです。
ご自宅など、ご希望のご安置先にお連れします。

19:30~ 退勤

父方の祖母が岩手県にいるのですが、そこでお米を育てています。
そんな縁もあって、もともと農業には興味がありました。
高校に進学するタイミングで、母親から「手に職をつけるといいよ」と薦められたのもあって、
農業系の東京都立農芸高等学校に進学しました。そこでは、野菜や草花について学びました。

栃木県にある農業大学校に進学したのは、天皇陛下御即位に伴う神事で、
京都府と栃木県のお米が選ばれたと聞いたのが理由です。
宇都宮までは、東京からもアクセスがいいので、栃木で学んでみたいと思いました。

1年生の時は、寮に入って生活していました。
農業の実技の授業がメインだったのですが、4~10月はお米の栽培、10月~2月は麦の栽培という感じでした。

2年生からは寮を出なければならないので、宇都宮市内で、一人暮らしをスタートしました。
授業では、卒論のために、自分が育てる野菜を決めて、その作物に対する研究を行いました。
イチから畑を耕して、農薬や肥料の計算をして、農薬散布や収穫時期を考えて、という感じでしたね。

育てる野菜は、米、麦、大豆の中から選ぶのですが、お米を希望する生徒が多かったのもあって、
みんなでくじ引きをした結果、大豆になりました(笑)

大豆にはなりましたが、高校生の時に枝豆の栽培をしていたので、
馴染みはありました。
収穫後の作業が思ったよりも大変で、忍耐力が磨かれたかな、と思います。

農業の仕事に就きたいとも考えてはいたのですが、農業の就職先を探してみると、
個人の農家さんが法人化しているところがほとんどで、平均月収は15~17万。
ここから税金や社会保険料を引かれるとなると、アルバイトよりも手取りが少なくなります。
住み込みや家賃補助まである農家さんは少なかったですし、農家の就職は大変かなと思って、諦めました。

農家への就職をあきらめようと思ったのは、1年生の冬くらいの時期ですね。
岩手の祖母のことも考えましたが、両親から、「自分の家に就職すると、甘えが出るのでは?」と言われました。
その時、祖母のところに行くとするなら、ある程度、自立できてからにした方がいいかなと思い直しました。

葬儀の仕事を選んだのは、中学2年生の時に祖父を亡くしたことがきっかけです。
直葬(※)ではありましたが、火葬場で職員の方に親切にしてもらったことで、憧れをもちました。
その時、仕事にするなら、農業か葬儀、と思ったのもあって、葬儀業界で就職活動をすることにしました。

※直葬とは、通夜式や告別式などの儀式を行わず、火葬のみで故人様を弔う葬儀の形式のことを言います。
火葬式などと呼ぶこともあります。

葬儀業界の就職活動を始めたのは、2年生になってからです。
当社を入れて、3社受けました。

ほかの会社では、納棺前のご遺体の処置を見学させてもらいました。
ただ、お客様の承諾を得ているのかも疑問になりましたし、
相談窓口の支店はたくさんあっても、自社で持っている斎場がほとんどない、というのもあって、
入社したい、とはなりませんでした。

当社では、施設見学会を見させてもらいました。
オリジナル製品の展示や、面前料理の試食など、
イベント自体も、自社で考えて運営していると聞いて、ビックリしました。

施設見学に立ち会ってくれた部長も、とても雰囲気が良くて
ほかの会社で内定が出たとしても、ここがいいな、と思いました。

冠婚葬祭以外に、自社で椎茸の原木栽培(※)をしていることや、
オリジナル製品を自社で製作していることも、魅力につながりました。

入社後、新入社員全員で、椎茸の収穫も手伝わせてもらいました。
もともと椎茸は苦手だったのですが、焼いて塩をふっただけなのに、美味しくて驚きました(笑)

実は、椎茸の原木栽培は、高校生の時にやっていました。
ただ、台風の被害にあってしまい、収穫することはできませんでした。
異常気象や災害などは、今後も増えていくと思いますので、
料理を作るだけではなく、その前から自分たちで関わろうとする姿勢は、いいな、と思いました。

農業大学校では、トラクターが乗れる大型特殊や、フォークリフトの免許も取りました。
本業の葬儀の仕事以外でも、活躍できるかもしれないのはいいですね(笑)

※原木栽培で育てた椎茸は、スーパーなどで売られている菌床栽培のものと違い、
肉厚で、香りが良く、えぐみが少ないのが特徴です。
高級料亭などに卸されるため、なかなか市販では手に入りにくいものなのですが、
当社では、グループ会社で炊き込みのパックご飯や、缶スープなどの加工食品にしたり、
お客様に提供するお料理に使用したりしています。

事務所内の雰囲気が、とにかく明るいです(笑)
正社員以外のスタッフ方も優しくて、式場設営や、役所届などの業務にも
やりがいが感じられています。
年齢は、両親よりも上の世代や、同世代の人もいたりしますが、
両親と同じように敬う気持ちと、何でも相談できる距離感でいられる感じです。

休みも希望休を入れてもらえます。
同期と遊びに行くこともありますね。
飲み会をすることもありますし、バーベキューに行こうか、という話もしているところです。