私たちの仲間を紹介します。

どんなお客様にも、寄り添い、信頼されるスタッフを目指しています。

2021年入社(第二新卒)葬祭部門(2022年5月インタビュー)柏原 魁斗

Q 入社のきっかけは何でしたか?

私は京都の出身で、20代前半は、大阪にある大手芸能プロダクションで5年ほど芸人をしていました。
その後、芸人時代にアルバイトをしていた会社に就職をしたのですが、退職をきっかけに、何度か旅行で訪れたことのある神奈川へ移住することにしました。

高校生のアルバイト時代から、ずっと接客業に携わっていましたし、葬祭業界にも関心をもっていたこともあって、この会社に応募しました。

――葬祭業界に関心を持っていたのはなぜですか?
実は、高校生のときに祖母が亡くなって、母親と一緒に葬儀の打ち合わせに行きました。
そのときの葬儀屋さんのイメージがあまり良くなくて…
パンフレットを出されて、「この中から選んでください。」とか、「それはこの予算では無理です。」といった対応をされて、ものすごく否定をされた、という印象だけがずっと残っていました。
自分も同じ接客の仕事をしている中で、「どういう気持ちで仕事をしているんだろう?」と、良くも悪くも関心を持ち続けていたんだと思います。

Q 接客業に関心をもつようになったのは、どうしてですか?

学生時代にアルバイトをしていた、ガソリンスタンドの店長が見本になっていると思います。
お客様とお話しすることや、何かを販売すること、それから、お客様は見ていないようでも見ている方がいるんだよ、ということも教わりました。
それまで、ガソリンスタンドというのは、汚れる格好をしていることもあって、お客様に気を遣うというイメージがあまりありませんでした。
ところが、その店長からは、大事なお客様のお車を扱っている以上は、お車に触れるときは必ずタオルを添えることや、地面に膝をつかないことなど、たくさんのことを学ばせてもらいました。
そこで、接客業の楽しさを教えてもらったんだと思います。
そのガソリンスタンドは、全国にあるお店の中から表彰されることもあったのですが、本当にいい人に巡り合えたと思います。

Q 実際に葬儀のお仕事をしてみてどうですか?

入社後、4月に入社した新入社員と一緒に、集合教育や、1ヶ月間の料飲研修を受けました。
料飲の現場で、サービスマナーを身に付けられたのはもちろん、同期と親交が深められる機会にもなったので、自分にとっては良かったです。

6月くらいから葬祭部門に本配属になって、最初の1週間くらいは、ディレクターについて実際の施行を見させてもらいました。
日常生活では、参列する機会もほとんどなかったので、葬儀というものを初めて間近で見させてもらった感じです。

今は、社内オーディションに合格して、司会進行の仮免許をもらった段階なのですが、先輩社員に見てもらいながらご葬儀の進行を担当しています。
直近の目標は、社内試験に合格し、一人で最初から最後まで担当が出来るようになりたいと思っています。

Q 今のお仕事に、これまでの経験は生きていますか?

芸人の経験もあったので、ほかの人よりは、人前で話すことについては、慣れているのかもしれないと思います。
あまり緊張しないでいられるのは、前の経験が生きていますね。

専門的なことは、入社してから教えてもらっているので、大丈夫です。
ただ、マナーについては、もう少し意識しておいても良かったのかな、とも思います。
葬儀の仕事は、同じサービス業の中でも、お辞儀の仕方ひとつ、言葉遣いひとつ、どれをとってもフランクではなくて、きちんとしたものを求められる仕事だと思います。
そういうところは学生時代に身につけておいた方が良かったかもしれませんね。

実際、言葉の使い方で、恥ずかしい思いをしたことがありました。
お式の中で「続きまして」という言葉を使ってしまったのですが、葬儀では忌み言葉にあたることを、その時まで知りませんでした。
普段なら失礼にあたらないことも、葬儀の場では失礼にあたってしまうので、まだまだ勉強が必要だと思っています。

※忌み言葉
不幸を連想させる言葉をいいます。
「続く」というのは、不幸を繰り返すイメージにつながるため、使用を避ける言葉の一つです。

Q 勉強中の時期ではありますが、うまくできないことでモチベーションが下がってしまうことなどはありませんか?

施行の仮担当を始めたばかりの頃は、一つのご家族とずっと一緒にいるという経験がそれまでなかったので、なかなかお客様に寄り添えていなかったと思います。
お客様によって、それぞれ心情は全く違うのですが、それを見極めきれずにコミュニケーションがとれていなかったです。

なんでうまくできていないことに気が付いたかというと、私が話したときと、ベテランのスタッフが話したときとでは、お客様の表情が違ったり、話の内容が違ったりしていたからです。

あるとき、ベテランのスタッフが、お客様とお孫さんの話をしていたのですが、それをきっかけに、お客様から「さっきはこのお花をそのまま持って帰ると言ったんだけど、花束にもできるのかしら?」とお願いをされていたんです。
自分からしてみれば、お客様というのは悲しみが深くて、あまり話しかけるのはどうかなと思いこんでいたのだと思います。
ところが、世間話から、ちょっとした頼みごとを言いやすくすることが出来ることを知り、お客様の雰囲気で勝手な先入観を持たずに、まずは話してみようと思うようになりました。

それからは、お客様に話しかけるときの間や、信頼関係の築き方について、周りからも褒めてもらえるようになりました。

――少しずつ仕事ができるようになってきて、嬉しいと思ったことなどはありますか?
ご高齢の奥様が喪主様だったのですが、お見送りのときに「柏原さん、若いのにありがとうね。年寄りのわがままに付き合ってくださって。」といっていただけたことがありました。
名前を憶えていてくださって、さらに「あなたで良かった」とも言っていただけたとき、やりがいってこういうことなんだと実感しました。

――接客業をされてきて、名前で呼ばれたことはなかったのですか?
前にやってきたのは、居酒屋やガソリンスタンド、ドラッグストアなどでした。
地域柄、日本の方だけでなく、海外の方も多かったです。
当然、名前で呼んでもらうことはありませんでした。

――直接、お客様から褒めていただける機会はなかったんですね。
直接、お褒めの言葉をいただけたのは、本当に嬉しかったです。
今は、この仕事で良かったと、本当に思っています。
それに、葬儀の打ち合わせというのがどういうものか分かるようになってきたので、高校生のときに出逢った葬儀会社の人に対して、なんであのような対応の人でも出来ていたんだろう?とも思ったりします。(笑)

――打ち合わせに立ち会ったお母様は、何もおっしゃっていなかったのですか?
そういえば、そのとき、母は何も言っていなかったですね。
こういうもんなんだろうね、という感じでした。
もしかしたら、それが葬儀に対する一般のお客様のイメージなのかもしれません。
そのときの葬儀会社の人が、いい意味で反面教師になってくれたと思います。
自分が目指す接客は、お客様に寄り添う接客なので、今の仕事に生かせていると言えますね。

Q お休みの日はどうやって過ごしていますか?

この会社は、月8日の公休もしっかり休ませてもらえますし、夏期休暇もあって、ほかの葬儀会社より休ませてもらっていると思います。
それに、海に近いところに住んでいるのもあって、趣味のサーフィンに行ってリフレッシュできているのも嬉しいですね。
希望休も必ず休ませてもらっていますし、先日は、姉の結婚式があったので、3日間の休暇をいただいて、京都へ戻ってきたりもできました。

――残業などはどうですか?
繁忙期は残業時間が多くなることもありますが、あまり気にはならないです。
この会社は、残業があった分、ちゃんと残業手当も出るので、充分すぎるほどいただいている感じです。(笑)
生活に余裕が出てきたおかげで、両親の誕生日や、父の日、母の日にプレゼントもしています。
両親とは、離れて暮らしている分、連絡が来たら必ず返して、こちらからも気にかけていることを伝えるようにもしています。

――この仕事に就くことに、ご両親の反対はありませんでしたか?
中学生のころから、両親からは、何をしようが口は出さない、と言われていました。
それもあって、芸人になるときも反対はされなかったですね。
それに、神奈川に引っ越してくるときも、何も言われませんでした。

ただ、他人に迷惑にだけはかけるな、とずっと言われてきました。
この学校に行きなさい、これになりなさい、とは言われたことがなく、自分で選んだ道なんだから、自分で責任をとりなさい、というのが両親の教えです。

ですから、仕事にも反対はしてないですが、母なりに心配はしていると思います。
歳を重ねるごとに、両親の偉大さも感じるようになってきましたね。
感謝と同時に、それに応えていけるようになりたいと思っています。