私たちの仲間を紹介します。

仕事をする上では、人間関係は重視したい。風通しがいいと感じたのが、決め手でした。

2016年入社 介護スタッフ麻生 拓也

Q 今のお仕事の内容を教えてもらえますか?

A 新入社員として入社してからは、訪問入浴を半年間、それからはグループホームで働いています。グループホームは「へいあん鴨宮」「へいあん片瀬鵠沼」、2020年2月から「へいあん善行」に勤務しています。同じグループホームでも地域やお客様により、ホームの雰囲気は全く違います。

グループホームの仕事は、お客様が安心して過ごしていただくための「生活支援」になるので、身体介護の他に、お客様と一緒に、料理や掃除、洗濯といった家事全般も行なっています。もともと、料理は嫌いではなかったですし、小さい頃から家事の手伝いをしていたのもあって、いざ自分がやることになったときも、特に抵抗はなかったですね。

もう少し具体的にお話しすると、一人でお食事が出来る方には、もちろんお食事をしていただきますが、そうでない方には、必要な分をこちらで介助させてもらいます。洗濯物も、ご自分で畳めるのであれば畳んでいただいていますが、難しければ、こちらでお手伝いもさせてもらっています。ご趣味も、編み物がお好きであれば、私たちがお店に行って必要なものを買ってくることもありますし、一緒について行ってお好きなものを買っていただくこともあります。一言で言ってしまうと「生活支援」なのですが、「日常生活を、その方らしく過ごせるためのお手伝いをすること」なので、介護もやりつつ、家事もやって、というのが、今の仕事内容です。

※お客様
グループホームを利用される方を「利用者様」「入居者様」と呼ぶところが多いのですが、私たちは「お客様」とお呼びしています。

Q グループホームのお仕事について、どう思いましたか?

A グループホームというのは、認知症を患っている方が入居される施設なので、最初は、「認知症=大変」と思っていました。これを読んで下さっている方の中にも、失禁をしてしまったり、言うことが伝わらなかったり、といった負のイメージを持たれている方がいらっしゃるかもしれませんね。

ただ、グループホームには、そういう方もいらっしゃる反面、お元気な状態で入居されている方もいらっしゃいます。認知症を患っていても、多少の記憶力があったり、他者とのコミュニケーションがとれる方も多いんですね。実際、お客様の中には、名前は覚えられなくても、顔と声は覚えてくれていて下さる方もいらっしゃいます。これは、働いてみて分かったことですが、それぞれのお客様に合わせて関わっていく、というのが大切だなと感じています。

Q 介護のお仕事を選んだきっかけは、何でしたか?

A 実は、もともと葬祭希望で入社しました。入社後の研修で、冠婚、葬祭、介護の3部門を経験させてもらったのですが、葬祭の仕事をしたかったこともあり、葬祭の研修中は、本配属後に生かせるように、特に一生懸命覚えました。

ただ、介護の研修中、若いということでお客様に好かれて嬉しかったのと、なにより上司や社員の人たちが、隔てなく接してくれて、風通しがいいと思ったことが、介護の仕事もやってみたいと思ったきっかけでした。仕事をしていく中で人間関係は重視したかったので、研修の最後の方は、介護の仕事でもいいなと、さらに強く思うようになっていました。

上との隔たりは本当にない会社です。マネジメントをする立場の方でも、時には現場で共に働いてくれますし、周りに対しても優しい雰囲気で接してくれます。そのおかげで、相談ごともしやすく、仕事以外の話といったコミュニケーションもとりやすいです。そういうところが、うちの会社のいいところかなと思います。就職活動のときから、パワハラなどの問題のない、人間関係であまり悩まなくていいような会社に就職したいと思っていました。冠婚、葬祭もよかったのですが、その中でも、特に介護がとても風通しがよくて、自分に合っていると感じました。

それから、就活では、地元企業であることもポイントに置いていました。ここを受けたのは、本社が神奈川県内にあり、湘和やカルチャーBONDS(ボンズ)が子どもの頃から馴染みがあった、というのもありました。そして、せっかく仕事をするなら、ためになるというか、勉強になる仕事をしたいな、と思っていたこともあって、人生の節目に関わる結婚式や葬儀の仕事ができる、ここを選びました。

Q お仕事をする上で、大切にしていることは、どんなことですか?

A こちらに入居されている方は、ほとんどの方が、ご自宅を離れて、お亡くなりになるまで、日々をグループホームで暮らしていらっしゃいます。中には、「おうちに帰りたい」という帰宅願望や、「家のことが心配」といった、モヤモヤとした消えない不安をお持ちになる方もいらっしゃいます。だからこそ、そういう不安を少しでもなくしていけるような存在でありたいと思っています。

そのために、自分から積極的にお話ししたり、親身になって一緒に考えごとをしたりといった、コミュニケーションを重ねていくことを大切にしています。お客様から、「お兄さん、どうしたらいいの?」とお困りごとの相談をされて、自分が対応をしたことで「ありがとう」と笑顔に戻られたりすると、その方の不安を少しは取り去ることができたのかなと感じることができて、嬉しいです。

最初は、高齢者の方と、何をお話しすればいいのか全然分かりませんでした。正直、天気や、食べ物や、出身の話くらいしかできませんでした。でも、日々、時間を共に過ごすことで、徐々にお客様の方からも話してくださるようになり、その方の生い立ちを知ることができたり、時にはお客様の方から私のことについて聞いてくれたり、という相互のコミュニケーションが取れるようになってきました。

お客様と信頼関係を築き、親密なコミュニケーションがとれるようになることが、一番大切なことだと思っています。それらが派生して、介護スキルにも繋がっていくと感じています。介助の仕方、移乗の仕方、というのはマニュアルがあるので覚えてしまえば誰でも出来ますが、信頼関係を築くというのは長い時間を共有する中で、お客様に「この人なら」と心を開いていただかなくてはいけないので、本当に大切なことですね。

Q 一人でお仕事ができるようになるまで、どのくらいかかりましたか?

A 「同行」といって、元からいるスタッフに一緒にシフトに入ってもらって、一から十まで仕事を教えてもらうのを3回くらい行います。それ以降は、基本的に独り立ちして仕事をします。ただ、完全に一人でできるようになるには、1ヶ月くらいはかかるんじゃないでしょうか。最初のうちは、お客様の名前と顔を覚えるところから始まります。名前とお顔のほかには、その方のご病気や、出身、生い立ちも頭に入れて仕事をします。なぜ出身や生い立ちまで知っておく必要があるのかというと、例えば、テレビを一緒に観ながら、その方の出身地が映ったりしたときに、「○○出身でしたよね」と声をかけて、話を広げることがあるからです。そうした、「他人を知る」というコミュニケーションも大切です。

それから、グループホームは1フロア9名までと決まっているのですが、9名いらっしゃれば9名分、介助方法は変わります。その人に合わせたケアを覚えていくと同時に、家事や料理といった業務も並行して行うので、安心して出来るようになるには、やはり1ヶ月はかかると思いますね。

もしかすると、同行が3回くらい、というのは少ないと感じるかもしれませんが、1日のうちでお客様と過ごす時間も長いので、1ヶ月あれば十分慣れると思います。それに、いつまでも仕事ができないと、お客様に不安を抱かせてしまうこともあるので、はやく覚えようと一生懸命にはなります。(笑)
それが、いいプレッシャーになっているのかもしれませんね。

Q 仕事を始めてから勉強したことは、何かありますか?

A 仕事をする前は、未資格未経験だったので、仕事を始めてから資格を取り始めました。旧ホームヘルパー1級の「実務者研修」や、「認知症介護実践者研修」、「認知症対応型サービス事業者管理者研修」を取得しました。受験資格に現場経験が求められる「介護福祉士」は、来年受験する予定です。資格によっては会社の補助も受けられます。

介護の仕事自体は会社に入ってから勉強しても大丈夫だと思いますが、洗濯表示などはしっかりと知っておけばよかったかな、とも思います。たまに、お客様が着ている衣類に、ウールなどの手洗い表示のものがあります。これは失敗談なのですが、以前、間違った洗濯方法でお客様の衣類を洗ってしまい、縮めてしまったことがありました。その時はお客様に謝罪して許していただけたのですが、知っておけばよかったなと、つくづく思いました。日常の中で当たり前に行っていることでも、いざ仕事としてやってみると自分が知らないことも数多くあります。

普段、自分では何気なくやっていることでも、それを人に行う、ましてや自分と大きく歳の離れた高齢者に行う、というのは、結構難しいことです。例えばお食事にしても、介助をする場合では、その方の食事のペースに合わせて食べ物をお口に運ばないといけないですよね。それに、正しい姿勢かなとか、お食事に集中されているかなとか、注意することも大切です。ただ、洗濯や料理などは、日常の延長線上のことなので、今までやったことがなくても、仕事をしていくと自然と身について行ってしまうことが多いですから、安心してほしいです。料理もそんなに難しい料理という訳ではなく、作っても肉じゃがなどの家庭料理ですし、提携している会社から、レシピや食材が送られてきます。もし分からないことがあっても、スタッフには主婦の方も多いので、聞くことができるのも、働きやすさの一つかもしれないですね。