土橋知菜美

2022年入社 葬祭部門(2023年9月インタビュー)

Q 説明会や選考には、何社くらい行かれたのですか?

A 出身が京都なので、関西で10社くらい、関東でも5社か6社行きました。

――同級生と比べても、かなり行かれた方だと思いますが、その中でも当社を選んだ理由は何だったのでしょうか?

やはり社会に出るのが初めてなので、分からないことばかりなんですね。得られる情報も、おそらく学生のうちでは少ないというふうに感じていて、コロナ禍で難しいところもあったのですが、できるだけ足を運んで、できるだけ入社する時とギャップを感じないように、というのを心がけていました。

Q 本配属になってから約1年ですね。振り返ってみてどうですか?

A 入社したての時は、先輩方のお仕事をしている姿を実際に見て、1年後、自分も同じようにお仕事できているのかなと不安に思うこともありました。今は、先輩や、上司に教わったり、見守ったりしてもらいながら、お仕事をさせてもらっているので、そういう意味では、この1年ちょっとで、かなり成長できたかなというふうには感じています。

――先輩や上司に教わったことで、印象に残っていることはありますか?

まずは、配属されてすぐに、今年で4年目の女性の先輩社員が、私のシスターとして、気軽に相談できるような環境を作ってくれたのですが、それが、最初の大きな心の支えでした。
 
――具体的には、どのような関わり方をしてもらったのですか?
その先輩社員とは、業務自体が被るわけではないんですけれど、事務所ですれ違ったときであったり、更衣室で会ったときなどに、最近どういうお仕事をしているかであったり、進捗具合であったり、何か分からないことがあるかどうか、といったことを、先輩社員の方から、聞きやすいように関わってくださっているなあというのが、一番大きかったです。

Q お仕事をしていて、自分も一緒に辛くなってしまう、涙が出てしまう、ということはないですか?

やはり、お式が閉式となって、火葬場に出棺される最後のお別れのお時間に、うるっと来てしまうことはあります。
うるっとしてしまう時もあるんですけれど、葬祭ディレクターとして、お時間を守ることも大切な役割になってきます。
お気持ちの強いご家族様に誘導をするのは、とても心苦しいですし、それも難しいことでもあるんですけれど、心が持っていかれ過ぎずに、きちんと進行に務めるということを心がけています。
 
――そういうことは、入社してから出ないと分からないことだと思いますが、入社してからのギャップというのは何かありますか?
入社前から、様々なお客様がいらっしゃるということは、想像のうちではあったんですけれど、想像以上にご家族様を大切にされているお客様が、本当に多くいらっしゃるなあというふうに感じております。
 
会葬された経験の多い方がお客様に多いので、私の方が、お客様から学ばせていただくことが多いです。ほかのお葬式に行ったときは、「こんなに温かい料理は出なかった」とか、「このお花は造花じゃなくて、全部、生のお花なんですね」というふうに驚かれる方も多いです。
そういうお声を聞きますと、ここにして良かったなというふうに思います。

Q アンケートでお褒めの言葉をいただくこともあるようですが、事業部内でも褒められることも多いのではないですか?

A お客様からのお声は、とてもやりがいにも繋がっています。

事業部では、褒めて伸ばそうとして下さる方が多いかなというふうにも思います。

ただ、褒めるのと甘やかすのはもちろん異なっていて、やはり課題点も、私自身も多くありますし、そこもきちんと指導はされます。

ただ、ここもダメ、あれもダメ、というふうに言われるのではなく、「ここは良いところだからそのままで、次はこういうふうにしてみよう」というアドバイスをされることが多いです。